京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS

2021/12/20~12/22 関東カップ 京王電鉄杯&サンケイスポーツ杯(FI)
記事提供:日刊スポーツ
更新:2021/12/13
シリーズ注目選手

鈴木 竜士 東京・27歳
地元エースの意地見せる
年頭に掲げた「GP出場=S級S班」の大目標こそ達成できなかったが、年間を通して存在感は見せた。特に5月当地G1日本選手権の初日特選では、先行した平原康多を懸命にガードしながら1着(平原は3着)。追い込み主体に、時には自力も出して、地元エースの意地を見せる。

飯野 祐太 福島・37歳
目を見張る近況の好調ぶり
近況の好調ぶりは目を見張るものがある。F1とはいえ、ほとんどのレースで車券に絡み、11月末の小田原では今年初優勝。番組次第では若手の番手を回ることも増えたが、自力基本に戦う姿勢は健在だ。北日本で渡辺一成、永沢剛らと連係しながら上位独占のキーマンになる。

芦澤 辰弘 茨城・33歳
F1では格の違いを見せる
今年はグレードレースでこそ結果が出なかったものの、F1では格の違いを見せてきた。目標がいればしっかりガードしてから鋭い差し足を発揮。いなければ自分で前前に踏んで位置を確保する自在性を見せる。同県の杉森輝大、栃茨で真杉匠、関東で鈴木竜士らと連係しながら優勝戦線に顔を出す。

野口 裕史 千葉・38歳
輪界を代表するパワー先行
ハンマー投げの元日本王者で、輪界を代表するパワー先行。ひとたび主導権を取ってしまえば、別線は手も足も出ない。今年は4月西武園でG3初優勝を完全で飾るなど、グレードレースでも注目の的だった。今開催も南関の核として3日間、風を切り、押し切る。

三谷 竜生 奈良・34歳
復調気配でF1なら主役
全盛期を考えれば物足りないが、徐々に調子を戻しつつある。今年は6月岸和田G1高松宮記念杯で3勝を挙げ、7月福井G3で決勝進出(4着)するなど、グレードレースでも存在感を見せた。京王閣は17年日本選手権でG1初優勝を飾った思い出の舞台。F1なら主役を張っていい。

永澤 剛 青森・36歳
北日本屈指の追い込み選手
派手さはないものの、近年着実に力をつけてきており、今や北日本でも屈指の追い込み選手の座に就いた。6月岸和田高松宮記念杯で初のG1準決進出を果たすなど、ビッグレースでも随所に見せ場を演出。渡辺一成らと連係しながら、有意義だった2021年をVでキッチリ締めるか。

稲垣 裕之 京都・44歳
昨年末の交通事故から復活
昨年暮れの交通事故から不死鳥のようによみがえり、7月富山G3を連覇した。その後も落車、失格などがあって順風満帆とはいえないが、どんなアクシデントがあっても折れない心の持ち主だけに心配は無用だ。三谷竜生と並ぶ西日本勢の軸として存在感を見せつける。

眞杉 匠 栃木・22歳
ダッシュ生かした先行、まくり
今年は5月当地のG1日本選手権で初のビッグレース決勝進出を果たした。決勝こそ別線に翻弄(ほんろう)されて8着に敗れたものの、1予から準決まで2、1、2着の内容は秀逸だった。当地は3月に通算100勝を達成するなど験もいい。ダッシュを生かした先行、まくりでVを狙う。

杉森 輝大 茨城・39歳
自力自在の多彩な戦法でVなるか
ベテランの域に入ってからの充実ぶりが著しい。今年は9月のG2共同通信社杯で初のビッグレース決勝進出(6着)を果たし、F1優勝も3度と、確かな結果を残した1年になった。競走得点も110点を超え、今や堂々の主役級。自力自在の多彩な戦法で、今年4度目のVを飾るか。

渡邉 一成 福島・38歳
ワールドクラスのダッシュ
今年はビッグレース優勝こそなかったものの、11月G1競輪祭で決勝進出(4着)、続く立川F1で通算300勝達成と、リズムは上昇中。京王閣は3月のF1で優勝、5月G1日本選手権で2、2、4、2着と近況は好走が目立つ。ワールドクラスのダッシュで別線を一蹴するか。

梅川 風子 東京・30歳
磨きがかかったスピードとパワー
今年はガールズGP出場を逃したものの、ナショナルチームの活動にウエートを置いている以上、仕方がないところ。24年パリ五輪を目指して日々、スピード、パワーに磨きがかかっており、今開催でも実力は一枚抜けている。地元戦でもあり、自らに完全Vを課す。
更新時期
毎開催(節)ごとに更新されます。