京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS
2021/05/04～05/09 第７５回日本選手権競輪（GI）
記事提供：日刊スポーツ
更新：2021/04/27
シリーズ注目選手
松浦 悠士 広島・30歳
大会初制覇へ多彩に鋭く攻める
先行、まくり、好位をさばいての差しと、いずれも超一流の鋭さ。しなやかで力みのないフォームは、地区を超えてＳ級上位選手から憧れや理想とされている。盟友・清水裕友との連係プレーは威力十分。完全無欠のオールラウンダーが、大会初制覇を目指す。
清水 裕友 山口・26歳
ウィナーズＣ優勝で弾みつけた
Ｇ１最高峰レースへリズムを上げてきた。力感を欠いた昨年秋や冬は遠い過去のよう。調整法から乗車フォーム、フレームを見直し、その成果は３月Ｇ２ウィナーズＣ優勝で確認した。力強く、そして俊敏にタテへヨコへ動き、敵の包囲網を切り裂いていく。
平原 康多 埼玉・38歳
集大成を見せたい関東のエース
自力勝負にさばき。あらゆるポジションで関東を束ね、その集大成を見せる時だ。東京五輪代表の脇本雄太をモデルにスピードを強化し、レースでは吉田拓矢らホープに勝負のコツを授けながらガードした。舞台は準地元の京王閣。関東のエースは負けない。
郡司 浩平 神奈川・30歳
３連続Ｇ１制覇へ大胆に強気に
南関のエースがさらにたくましくなった。昨年競輪祭、今年の全日本選抜とＧ１を立て続けに制した。ダッシュとスピードに磨きをかけ、勝負どころの判断力もさえる。既にＧＰ出場を決めたアドバンテージもあり、大胆に強気に、かつ余裕たっぷりに攻める。
和田 健太郎 千葉・39歳
遅咲きの花が再び衝撃を起こす
ＧＰ初出場Ｖの衝撃から４カ月が過ぎた。常に白いジャージーをまとううちに、主役として信頼度も増す。苦手にしたＳ取りが板につき、目標の機動型にもチャンスが膨らむと評判だ。苦節うんぬんの言葉が似合う、遅咲きのガッツマンがまた衝撃を起こす。
守澤 太志 秋田・35歳
ビッグ初Ｖへ自慢の鋭脚発揮だ
赤いパンツをはくからには、ビッグ初制覇を渇望する。その資質は既に備えた。ナショナルチームを手本に肉体改造を進め、乗車フォームを見直した。ハイスピードの攻防でも軽快にさばいて伸びる。北日本の機動型から信望を集める好漢が、主役に躍り出る。
佐藤 慎太郎 福島・44歳
近況は不安定…本領発揮なるか
一昨年のＧＰを制した追い込み日本一は抜かりない。少しの異変もレベルアップにつなげる。２月Ｇ１全日本選抜から４場所続けて決勝進出を逃すなど安定感を欠く近況に、開催前の調整が大事と悟った。近況の成績は参考外。本領発揮へ力が入る。
古性 優作 大阪・30歳
地元Ｇ１も見据えて上昇ムード
上昇一途の近況はうれしい誤算だろう。３月松阪Ｇ２で決勝２着、直前の４月広島で優勝。６月地元岸和田Ｇ１での活躍を思い描いていたファイターが、早くもノリノリだ。スピードと自在性は、賞金ランク１０位で終えた昨年を上回る。初戴冠へ集中力を増す。
諸橋 愛 新潟・43歳
勢いを増してＧ１初制覇は目前
地の利も味方に存在感が増す。関東で屈指のさばきと伸びを武器に、ゴール前争いを熱くする。昨年秋から群馬や山梨への出稽古を増やし、地足を鍛え、若手とのコミニュケーションも増やした。４月四日市Ｇ３を制して勢いも十分。Ｇ１初制覇は夢でない。
山田 英明 佐賀・38歳
九州王国の再興を目指して奮闘
中野浩一氏らが築いた九州王国の再興へ奮闘が続く。レースの序盤で別線を揺さぶり、好位を確保すれば間髪入れずにまくり発進。後方からのカマシも勝負手にする。先輩や後輩を問わず、九州から信望を集めるオールラウンダー。ビッグ初Ｖへ総力を結集する。
更新時期
毎開催（節）ごとに更新されます。