京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS

2021/09/14~09/16 富士通フロンテックカップ&サンケイスポーツ杯(FII)
記事提供:日刊スポーツ
更新:2021/09/07
シリーズ注目選手

會澤 龍 宮城・32歳
S級経験者がリズムを取り戻した
8月函館決勝は、ラスト1周で最後方から単騎まくりを決めて大逆転V。S級経験者が着々とリズムを取り戻してきた。位置取りは淡泊でも、混戦に乗じた仕掛けはスピード感があり、7車立てにも合う。穴党ならずとも見逃せない存在だ。

川崎 健次 神奈川・42歳
自在性が消えた半面しぶとさ増す
今期は20年前期の2度の失格が響いてA級陥落。自在性が消えた半面、しぶとさが増した。目標が仕掛けが粗い若手でも、好リードしようと苦心している。直前の8月岸和田は3場所ぶりに決勝進出。リズム上昇を感じながら今場所を迎える。

貴志 修己 和歌山・25歳
ブノワコーチに注目された好素材
養成所でナショナルチームのブノワ・ヘッドコーチにも注目された好素材。1月にチャレンジから特昇すると、ペース駆けは力強さを増し、1、2班戦で3度優勝と頼もしい。風が強い和歌山バンクでもまれ、条件が似た当所も難なく攻略する。

中嶋 宣成 長野・31歳
銀盤で鍛えたダッシュとスピード
スピードスケートから転向し、自転車の経験不足を補おうと常に風を切る好漢。銀盤で鍛えた全身のばねをダッシュとスピードに変え、別線との駆け引きを覚えた現在はいつもゴール前まで粘り込む。関東浮沈のキーマンに注目したい。

野木 義規 北海道・48歳
鋭い踏み出しで機動型に食い下がる
前期までS級で健闘し、今期は4場所全て初日特選3着と早くもA級の戦いに慣れた。力任せに仕掛ける機動型に、鋭い踏み出しで食い下がる場面が多い。若手思いで番手や3番手をそつなくこなす巧者が、北日本ラインに厚みを加える。

原田 亮太 千葉・25歳
長い距離を苦にせずライン決着意識
初めてS級入りする来期をにらんで奮闘している。持ち味はかかりと末の粘り。長い距離の仕掛けを苦にせず、ライン決着を意識した先行は番手選手から信頼され、別線には脅威に感じるだろう。今節も南関勢の大砲と化していく。

矢島 一弥 群馬・36歳
体幹を鍛えてゴール前の伸びが戻る
5年半ぶりのS級復帰となる22年前期から後期へと、S級定着へ全力を注いでいる。再浮上の要因は乗り込みとウエートトレーニングの見直しから。体幹を鍛えたことでゴール前の伸びが戻った。重い走路を苦にせず当所向きだ。

石井 寛子 東京・35歳
ホームで完全Vへ必殺の中団まくり
7月ガールズケイリンフェスティバルを制し、女子賞金ランク1位をキープ。乗車フォームの微調整や、ウエートトレーニングなど調整法の見直しで腰痛を克服して切れが戻った。ホームで完全Vへ、必殺の中団まくりを3度繰り出していく。

岡本 二菜 東京・24歳
初Vへ向けホームバンクで力が入る
師匠の石井寛子に近づけとばかりに、道中で1度は動いて中団まくりが得意。本格デビューから1年2カ月がたち、8月は和歌山、富山と続けて決勝2着と勢いに乗る。初Vが視界に入り、日ごろ汗を流すホームバンクの戦いで力が入る。

加瀬 加奈子 新潟・41歳
長い距離を恐れぬ仕掛けで他を圧倒
7月青森でガールズ最年長Vを飾り、あらためて存在感を示した。長女が誕生してから復帰すると「危険を避けるために」と積極性がさらにアップ。ガールズ1期生らしく同型の心理を見透かし、長い距離を恐れない仕掛けで圧倒している。
更新時期
毎開催(節)ごとに更新されます。