京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS

2024/10/26~10/29 大阪・関西万博協賛京王閣競輪開設75周年記念ゴールドカップレース(GIII)
記事提供:日刊スポーツ
更新:2024/10/20
シリーズ注目選手

佐藤 慎太郎 福島・47歳
S班最高齢へまだまだ伸びもさばきも高める
「限界? 気のせいだよ!」をスローガンに掲げ、まだまだ伸びもさばきも向上中。11月に48歳の誕生日を迎えると、16年の神山雄一郎がそうだったS班の最高齢記録に並ぶ。SNS等でも競輪の魅力を伝える好漢が、バンクで追い込みの技を繰り出していく。

松浦 悠士 広島・33歳
切れを取り戻したオールラウンダー
昨年のグランプリ覇者で賞金王にも輝いたオールラウンダーがようやく切れを取り戻した。9月に岐阜記念を制し、これが実に3月玉野記念以来のV。失格や相次ぐ落車で乱れたリズムと体調が、秋口を迎えて良くなった。21年5月にダービーを制したここ京王閣から、また王道を歩みたい。

古性 優作 大阪・33歳
あらゆる展開に対応し勝負強さ発揮
逃げてまくって、さばいて、そしてS取りまでこなす。競輪史で類を見ない程、隙のない自在型へ自身を高めた。8月GIオールスターを制した後に極度の腰痛を患い、今は総決算の秋冬へ状態を上げようと懸命。あらゆる展開に対応しながら勝負強さを発揮するか注目したい。

新山 響平 青森・30歳
先行に磨きをかけたスピードスター
S班で、先行を基本にした走りを展開するのはこのスピードスターだけ。ダッシュはもちろん、レース形態を変えた突っ張り2周先行に磨きをかけた。一方でこの秋は変貌も見せた。先の青森記念は地元V逸と引き換えに、外競りの眞杉匠を首尾よくいなした。実りの秋へ勢いづいている。

眞杉 匠 栃木・25歳
常識破りの走りで勝利への執念見せる
昨年はGI2冠に輝き、今年はサマーナイトフェスティバルに共同通信社杯とGIIを連覇。練習中のけがにより不振だった年頭から一変し、状態を上げてグランプリ初制覇への道筋を作っている。先の青森記念決勝は別線を分断しようと外から追い上げ、勝利への執念を見せた。常識破りの走りが続く。

平原 康多 埼玉・42歳
関東の総大将が円熟期の走りで存在感示す
落車禍による満身創痍(そうい)が続いても、関東を長らくリードした総大将はそう簡単には勝負を諦めない。5月の日本選手権は吉田拓矢の仕掛けに乗ってVゴール。およそ2年半ぶりのGI制覇を果たした。時折見せる自力勝負も迫力たっぷり。円熟期の走りで存在感を示す。

南 修二 大阪・43歳
今も進化続ける22年目から目が離せない
デビュー22年目を迎えた今も進化が続く。賞金ランクを20位近くまで押し上げ、超一流の証にもなる来年5月日本選手権の特選シードが視界に入った。さばきと伸びで、近畿の機動型をリードしながら追い込む。あるいは自在型さながらの走りから目が離せない。

新田 祐大 福島・38歳
負のスパイラルをゲンのいい地で吹き飛ばす
振り返れば、スピードスターがGI全冠制覇の歩みを始めたのがここ京王閣の日本選手権(15年3月)だった。力ずくの仕掛けを許すまいと迫る、平原康多や浅井康太とわずか数センチ差のゴール勝負を制した。今年は先頭員早期追い抜きから、合わせて3度の失格。負のスパイラルを験のいい地で吹き飛ばしたい。

岩本 俊介 千葉・40歳
仕掛けどころを知ったバンクを味方にしたい
勝利の女神から見放されたか!? 3月伊東GIII優勝、5月GI日本選手権で決勝2着になり、賞金額でグランプリ初出場がほぼ圏内とされたが、夏場を境に急失速。9月共同通信社杯で負傷し、回復の具合も気になる。ただ3月京王閣では猛ダッシュを3連発から完全V。仕掛けどころを知ったバンクを味方にしたい。

犬伏 湧也 徳島・29歳
攻め手とともに安定感を増すダッシュマン
中四国一番のダッシュマンが天下取りへ本腰を入れた。これまで痛烈なカマシが勝負手だったが、他の攻めで力感が乏しかったのは事実。その弱点を克服しようと、今では後攻めから逃げか、中団まくりに転じる運びが増えた。攻め手とともに安定感も増す。24年終盤戦の主役へ、ビッグネームが集う今節が試金石になる。
更新時期
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